年収300万円400万円でマイホームを購入する方法!平均年収が下がっても持ち家率は6割

年収300万円や400万円の、平均年収よりもやや低い年収の人でも、夢のマイホームを手に入れたいと願う人は多いのではないでしょうか。

日本人の平均年収が約430万円で、正社員の男性に限ると500万円を超えると言われていますが、500万円超えであれば十分に住宅ローンを組んでマイホーム購入を果たせるでしょう。

しかし、非正規雇用や名ばかり正社員で年収300万円台にとどまっている人も非常に多い昨今ですので、マイホームを購入できるのか不安に思っている人も多いのではないでしょうか。

しかし、心配はいりません。身の丈に合った家を買うのであれば、十分に可能です。年収300万円台なのに東京23区内に家を買いたい、新築の注文住宅買いたいなどというワガママを言うのでなければ十分可能です。

正社員で400万円台の年収があれば、住宅ローンを組んで2000万円台の新築住宅を買うことは十分に射程圏内ですし、300万円台の年収でも1000万円台の中古住宅を購入することは十分可能です。

200万円台になるとなかなか住宅ローンを組むのが困難かもしれませんが、それならそれでコツコツ長年貯蓄をして、1000万円を下回る中古住宅をキャッシュで購入すればよいではありませんか。

年収が低いと嘆くことはありません。あくまで自分の身の丈にあった物件を購入するのでしたら、どんなに低年収でも夢の自分の城を手に入れることができるのです。

持ち家を持っている6割に入るのか、それともマイホームを手にすること無く一生を終える4割になるのかは、あなた次第なのです。決して年収の高低で決まるものではありません。

日本の持ち家率は6割前後でずっと変わらない

相変わらず日本人の持ち家志向は高いようで、持ち家世帯率は少なくてもここ40年ほどは60パーセント前後を行き来しているようです。

持ち家率トップの富山県は70%台後半にも達するそうです。逆に持ち家率最低の東京都は50%を切ります。23区だけで考えれば更に数段低いことが容易に予想できます。

全国的に見れば、過半数の世帯が持ち家を持っていることになります。失われた30年で日本人の年収が下落の一途と言われて久しいですが、持ち家率に大きな変化は無いのです。

そうなると、年収300万円前後の大黒柱が支える比較的低年収の世帯が、一体どうやってマイホームを購入しているのかという疑問が出てきます。

実際にバブル崩壊後の1990年代には、一時的に持ち家率が少し低下しました。しかし、2000年代になると再びやや上昇傾向になります。

これは、20世紀の昭和の時代と、2000年代の平成後期の時代では、家族観が大きく変化したことが理由の一つでしょう。

今世紀になると共働きが当たり前の文化になってきて、一人頭の年収が下がっても世帯年収は昔と大きく変わってはいないのです。

年収300万円台の男が大量に余っていて結婚できないと言われている中、実は子供のいる世帯の平均年収は700万円を超えていると言われています。

マイホームを購入するような世帯に限っては、実はあまり世帯年収が下がっていなかったりするのです。

また、今世紀に入って日本の不動産価格が大幅に下がったというのが、最も大きな要因であるのかも知れません。

バブル崩壊は株価の暴落で始まりましたが、一般的に不動産価格の下落は株価の下落に遅行する傾向にありますので、90年代後半になってようやく下げ始めたイメージです。

都心など超一等地を除くと、今世紀に入ってから一気に不動産価格の下落が進み、特に中古住宅であれば相当な安値で購入することが出来るようになりました。

年収400万円台なら千葉・埼玉の一等地に新築を

とりあえず関東圏でマイホームを買うことを前提に話します。地方や他の大都市圏ですとまた状況が異なります。

東京経済圏の一都三県ですと、東京都心への鉄道アクセスで不動産の価値が決まります。

大都市圏は大体このような傾向にありますが、東京圏は特にこの傾向が強く、都心からの距離基準の円状ではなく、放射状に伸びる鉄道網に沿ってヒトデ型に発展しています。

したがって鉄道アクセスと、最寄り駅からの徒歩距離によって、不動産価値が決まります。これからの不動産購入は上モノのこだわりや美しさなどではなく、土地の競争力と価値です。

変な立地を買ってしまうと、資産どころではない時限爆弾を抱えてしまうことになります。少子高齢化で不動産の価値には雲泥の差が出るのがこれからの日本です。

年収400万円台でしたら、2000万円台の住宅ローンが組めるはずですので、千葉県や埼玉県の東京にスルッと出ることができる好立地にマイホーム購入が出来ます。

東京の主要ターミナル駅まで電車で30分以内で出られる立地が良いでしょう。厳密にこだわらなくてもよいのですが、将来価値を考えると東京から40分50分という立地はおすすめできません。

また駅徒歩圏であることも重要です。バス便地域なんて話になりません。これは絶対ダメです。何が何でも徒歩圏です。

マンションなら徒歩10分以内、一戸建てでも徒歩15分以内が最低限のラインです。もちろんもっと近いほうが良いのは言うまでもありません。

大きな家を建てることは出来ませんが、建坪で25坪程度で駐車場付きの一戸建てを新築することは十分に可能です。

東京から30分圏内で、駅徒歩15分以内ですと、土地で1000万くらい、新築の建築費で1000万円台後半くらいで、十分に2000万円台に収まるでしょう。

川崎や横浜など神奈川県に買いたいという人も多いと思いますが、千葉県や埼玉県と比べると明らかに高いのでダメです。どうしても買いたいなら年収500万円以上に上げてください。

同じ値段で買おうと思うと、千葉埼玉に比べて東京から時間がかかる地域になってしまいます。

あるいは、通勤時の東京へのアクセスが同じ条件なのに、なぜ1.5倍位の値段を出さなければいけないのでしょうか。

神奈川県は明らかに過大評価されています。若い世代はブランド力よりも実利を取る傾向にありますので、今後世代が進むにつれて人気は神奈川から千葉埼玉に移っていくでしょう。もちろん完全に逆転することはありえませんが。

年収300万円台なら千葉・埼玉の一等地で中古住宅

年収300万円台の人はどうすればよいのかと言うと、基本的に400万年代の人と同じです。千葉埼玉の好立地に購入しましょう。

しかし、年収が低ければ組めるローンも下がるのは当然です。状況にもよりますが、中古住宅も視野に入れる必要があるでしょう。

中古なんて冗談じゃない!絶対に新築がいい!だから東京から電車で50分の駅まで妥協して新築を建てるんだ!という意見もあるでしょう。

それはそれで人の価値観ですので止めはしませんが、私から言わせればナンセンスです。絶対にあってはならない選択肢ですね。

東京50分圏内に新築を建てるのと、東京30分圏内に築20年から30年くらいの中古住宅を買うのでしたら、私なら絶対に後者です。立地が何よりも重要です。

50分圏内に新築を建てても、買った瞬間に新築プレミアムが無くなり3割値段が下がります。

そして、そんな立地では将来売るとしても碌な値段が付かないこと請け合いです。新築2500万円の家が、10年後には1200万円くらい、20年後には700万円くらい、30年後には400万円くらいでしか売れないのが目に見えます。

そんなバカなと思われるかも知れませんが、東京から50分圏内の中古住宅なんてそんなものですよ。

何を隠そう私がそういう立地に住んでいますのでよく知っているのです。私は自分はそんな田舎に住んでいますが、持っている貸家はごく一部を除いて全て30分圏内です。

当たり前です。田舎に不動産なんて持っていては、資産でもなんでも無く、将来の負債になりかねないのです。将来売れる需要がある地域でなければ、不動産なんて買ってはいけません。

あ、ちなみに私は30分圏内の貸家は大量に持っていますが、自分が住んでいる田舎のマンションは賃貸ですからね。当たり前です、50分圏なんかに不動産を買いたくありません。冗談じゃない。

年収200万円台なら千葉・埼玉のそこそこの立地で築古の中古

年収200万円台になると、住宅ローンを組むのが困難かも知れません。もちろん資産状況などにも依るとは思いますが。

そもそも年収200万円台ですと、マイホームを買うこと自体が割と困難ではないでしょうか。

しかし、諦める必要はありません。毎年毎年、コツコツ少額ずつマイホーム貯金をしていけば、いつか夢はかないます。

まずは月5万円を貯金することから始めましょう。そんなの無理だという人が多いのですが、私からすれば信じられません。月5万円なんてフリーターでも十分貯められますよ。

まずは今賃貸で住んでいる家賃を見直してみてください。まさかとは思いますが、年収200万円台で、家賃5万円を超える家になんて住んでいないでしょうね。

独身であれば家賃2万円台のワンルームに、家族がいるなら家賃4万円台のファミリーマンションに引っ越してください。東京から30分圏内でも普通にあります。

そんなのあるわけないという声をよく聞くのですが、本当によく調べていますか?

現に私が、30分圏内の小さめの一戸建てを、5万円切るくらいの値段でいくつも貸してるんだけどなあ。50平米弱くらいの狭小戸建てだけど、夫婦と小さな子供2人位余裕で住めますよ。駐車場ないけど、普通に新耐震だし、良くないですか?

とにかく意地で節約しまくって月5万を貯めるのです。すると年60万円貯金できるでしょう。これをね、8,9年頑張るんですよ。そうすると500万円前後貯まるんですよ、マイホーム預金がね。

そうしたら、先程私が言ったみたいな50平米前後の狭小中古戸建を買うのです。先程言ったような小さな貸家を私は全部500万円前後で買っていますからね。

これを買って引っ越せば、家賃が必要ないのでもっと貯金が貯まるようになりますよ。そうしたらまた節約して、更に加速度的にキャッシュを貯めていきます。

そして、更に10年後、10年前に買った狭小戸建てを売って、そのお金と10年間で貯めたキャッシュを合わせれば、今度は狭小でもなんでもない立派な中古住宅が買えますよ。

こうやって、少しずつコツコツ貯めていって、どんどん良いお家にアップグレードして乗り換えていくのです。これがわらしべ式マイホーム取得法です。全然わらしべじゃなくて、実際は自分で貯めてるだけですけどね。

夢のマイホームを新築で建てて、そこに死ぬまで住むなんていうのは前近代的なマイホーム観です。どんどん乗り換えてアップグレードしていくのは、新しい考え方ですな。

まとめ

いかがだったでしょうか、年収300万円台や400万円台の方が東京通勤圏内でマイホームを取得するおすすめプランでした。

年収200万円台の話は冗談に聞こえるかも知れませんが、クソ真面目に言っています。私はそういった中古戸建を多数取得していますので、実際に可能なことはよく分かっています。

あと、私は年収8桁あって、保有純資産は億超えてますが、家賃2万円チョイの賃貸マンションに住んでいて、生活費もホントびっくりするくらい少ないですからね。節約生活できないという人は完全な甘えです。

夢のマイホームを欲しいと願うなら、それに向けて努力をするのは当然です。その気になれば、非正規でもフリーターでもマイホーム購入は十分に可能です。

私は明日資産ゼロのフリーターになっても、5年後にマイホームを買う自信があります。全ては自分次第という話なのです。

自分にとってマイホームとは何なのか、どういった条件のマイホームを買いたいのか、どのくらいの予算を用意できるのかなどなど、色々と十分に思案して、自分の身の丈に合った家を買うことを目標に計画を練りましょう。

しっかり計画を練れば、低年収であっても身の丈にあった夢のマイホームは十分に可能です。

逆に身の丈に合わない物件を背伸びして買うと、ローン破産という悲惨な未来が待っています。これは年収の高い低いにかかわらず、身の丈にあった物件を選んだかどうかにかかっています。

私は競売で物件を多数取得しているのですが、ローン破産して家を取られてしまう債務者は悲惨ですよ。本当にしっかり計画を練って、自分にふさわしいマイホームを手に入れましょう。

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