発泡断熱材スタイロフォームを根太の間に入れる方法 和室→洋室②

畳の和室を洋室にリフォームの第2回目です。前回は根太を増し張りするところまで解説いたしました。

今回は、増し張りした根太の間に、発泡断熱材スタイロフォームを入れていきます。

ホームセンターでどこでも買えるスタイロフォームは、床の断熱材として最も一般的なものになります。類似の製品もありますが、ホームセンターに決まって置いてあるのはスタイロフォームですね。

断熱材を入れないで、根太の上に床板を設置してしまうこともできますが、根太を置いてある荒床は通気のための隙間があり、床下から冷たい空気が入り込んでくるので冬は底冷えするでしょう。

また、スタイロフォームのような発泡断熱材は、上からの圧力にも強いので、根太を補助して床板の補強にもなります。

今回の工程もYoutube動画にして詳しく解説しておりますので、記事を読んだ後に合わせてごらんくださいませ。動画の方がより分かりやすいと思います。

動画は記事下にあります。

適切な厚さのスタイロフォームを購入する

スタイロフォームは、ホームセンターでは3×6(サブロク)サイズで売られています。3尺×6尺、つまりは910mm×1820mmのサイズです。

これはホームセンターでよく売られている構造用合板やベニヤ板のサイズと同じです。これをカットして使うのです。

ただ、厚みに関しましては、様々な種類が売られているので、適切な厚みのものを購入する必要があります。

どのような厚みのものを買うのかというと、根太の高さと同じ厚みのスタイロフォームを買います。

前回の根太施工では、高さ30ミリの根太を施工しましたので、今回は30ミリの厚みのスタイロフォームを購入しました。

構造用合板と同じサブロクサイズなのですから、その下に入れる断熱材の面積も根太部分を除いて同じですので、上に張る構造用合板と同じ枚数を購入します。

今回施工している部屋は6畳で、構造用合板を6枚張りますので、30ミリのスタイロフォームも6枚購入しました。

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うーん、サイズがデカいだけにネットだと高いですね。これはホームセンターで買う方がよさそうです。

スタイロフォームをカットする方法

スタイロフォームは、根太と根太の間の隙間のサイズを測って、同じサイズにカットして詰めていきます。

床板として張る構造用合板は、当然丸のこでカットしますが、スタイロフォームは普通のカッターで切断することができます。もちろん丸のこ使ってもいいですけどね。

長いアルミ定規などを当てて、これをガイドに普通のカッターで切れ込みを入れます。

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この際、スタイロフォームの下まで刃を入れるのではなく、厚みの半分強くらいまで刃を入れれば十分です。下まで切りきってしまうと、下に傷がついてしまいますからね。


半分強くらいまで刃を入れたら、あとは逆方向に折り曲げると、パキンッと綺麗に折れて切断されます。

まあこのあたりは言葉で説明しても分かりにくいので、記事下に貼ってある動画をご覧ください。

根太の間にはめ込んで設置完了

スタイロフォームを根太間の大きさにカット出来たら、あとはカットしたスタイロフォームをはめ込むだけです。

ピッタリのサイズにカット出来ていれば、何の抵抗もなくすんなり配置できるでしょう。


少し大きめに切ってしまった場合は、少々はめ込みにくいですが、力業で無理やり詰め込んでしまいましょう。体重をかけて蹴り込むなどして、無理やり詰め込みます。

逆に小さく切ってしまって隙間が空いてしまうような場合は、小さく薄くカットしたスタイロフォームのカスを詰め込むなどして、なるべく隙間を埋めるようにしましょう。

WZピンで根太から吊り下げ床板に密着させる

通常は、根太の高さと同じ厚みのスタイロフォームを使いますので、根太の間にスタイロフォームを設置すると、スタイロフォームの上面が上に設置する床板にぴったり密着するはずです。

しかし、根太の高さよりも薄いスタイロフォームを買ってしまった場合や、床の歪みや傾きを修正するために根太の下に下駄を履かせている場合は、スタイロフォームが薄くて上に張る床板との間に隙間ができてしまいます。


これを解決するのがWZピンというアイテムです。ホームセンターでは、スタイロフォーム売り場の近くに売られているはずです。

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W型をした金属製のピンで、これを根太に吊り下げることで、爪にスタイロフォームが引っかかって、根太からスタイロフォームが釣り下がるような形になります。

これでスタイロフォームの上面と、上に設置する床板がぴったり密着する形になります。

こちらも施工方法については動画のが分かりやすいので、記事下のYoutube動画をご覧ください。

これで断熱材の施工が完了しました。
次の記事では床板を張ってパテでフラットに整えていきます。

Youtubeの動画でも解説しているので合わせてご参照ください


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