第二種電気工事士の資格を取得しよう!セルフリフォームにも役立つ

サラリーマン大家など副業で不動産投資を行う人も増えている昨今、大家のイメージも大きく変わってきていて、昔ながらの本当に持っているだけのオーナー感覚で何でもかんでも業者任せきりではなく、自分であれこれと手を加える新しい大家が増えています。

中でもセルフリフォームは現代の大家が身につけるべき技能の内の一つで、リフォーム費用を如何に低く抑えられるかどうかということが、少子化でますます厳しくなること必至の大家業界を生き抜くポイントとなることは間違いありません。

とはいえ、壁紙の張替えやクッションフロアの張替えなど、特に資格も必要なく簡単に施工できるリフォーム箇所もありますが、電気やガスや水道などは工事に資格が必要なことがほとんどです。無資格で工事を行うことは明らかな違法行為になります。

このあたりは工事単価も高く自分で施工できるメリットが大きいのですが、その分ハードルも高いのです。

上水道などは地域の水道事業者指定の業者でないと工事できません。都市ガスも地域のガス会社指定の業者でないと工事ができませんが、簡易的な工事は簡単な資格を取得してガス会社の許可を得れば出来ます。プロパンガスは資格が必要ですが、今はコネのない素人が資格を取得する道は実質的に絶たれていて、ガス工事会社等に就職して下積みを行わないと取得できません。うーん厳しい!!

そんな中、唯一完全な素人でも取得できるのが電気工事に必要な第二種電気工事士なのです。第二種電気工事士を取得すれば、普通の賃貸物件の室内工事でしたらまず問題なく工事できます。

電気工事といっても、なにもケーブルを新設したりするような大規模な工事ばかりではありません。多くの物件のリフォームにおいては、もっとずっと簡単な工事がメインの案件となるでしょう。

リフォームで一番簡単で効果の大きい壁紙張り替えですが、壁紙を張り替えて綺麗になった壁も、黄ばんだコンセントボックスが付いていたら台無しです。わずか数百円で新しいコンセントボックスに交換することが出来ますが、この交換にも当然資格が必要なのです。無資格で違法に交換している人もかなりいるようですが大変危険です。

非常に簡単な資格試験ですので、胸を張って堂々と施工できるように、第二種電気工事士の資格取得を目指しましょう。

第二種電気工事士とは

新築建物に電気設備を敷設したり、リフォームの際に交換したりする場合には、電気工事士の資格が必要になります。

低圧とはいえ、場合によっては人を死に至らしめたり、漏電などにより火災を引き起こす恐れもあるため、電気設備の工事をする際は電気工事士の資格が必要になるわけです。

リフォームにおいて、電気設備の工事に関しては、どんなに末端の小さな交換工事であっても資格が必要だと考えておいて良いでしょう。インターホンの工事など極々一部、資格なしでも工事できる所もあるのですが、基本的にはすべて資格が必要になります。

資格には2グレードあり、一般用電気工作物を工事できる第二種電気工事士と、これに加えて自家用電気工作物のうち500キロワット未満の需要設備の工事ができる第一種電気工事士があります。

一種の方は大規模な事業用建物などでないと活用できません。他の事業者から仕事を請け負う専業の電気工事士になるなら必要かもしれませんが、自己所有の住居用建物のリフォームを行う分には第二種電気工事士の資格があれば十分です。

さて、この資格ですが、前述の通り受験資格がないのが嬉しいところで、誰でも受験することが出来ます。工事系の資格は実務経験がないと取得できなかったりするものが多いのですが、これは本当に誰でも受験することが出来るのです。私が受けた際も、工業高校や高専の学生などもたくさん受けに来ていました。

試験内容と難易度と合格率

第二種電気工事士の資格を取得するためには、年2回行われる資格試験に合格する必要があります。年2回開催されてはいますが、前期後期のどちらかしか受験することは出来ず、実質年1回の試験なのです。

試験は、学科試験と実技試験に分かれていて、学科試験に合格すると1ヶ月半後くらいの実技試験を受けることが出来ます。万が一、実技試験に落ちても翌年の再受験の際には学科試験が免除になります。またまた落ちて翌々年に受験する場合は、また学科試験からになります。

学科試験の難易度は極めて容易で、問題自体が非常に容易な上に、6割正解すれば合格となります。マークシート式の4択問題が50問なので、6割正解することは極めて容易です。

私も文系脳で物理なんて中学校以来ですが、仕事をしながら1ヶ月位の勉強で、50問中49問正解でした。自動車免許の学科試験くらいの難易度です。きちんと勉強さえすれば誰でも合格できます。

6割正解で合格できるところがミソで、場合によっては計算が必要な理論分野(全5問)を丸ごと捨てても十分に合格できます。一番最初に出てくる理論分野でウッとなってしまう理系アレルギーの方も、飛ばしてしまえば何の問題もなく合格できてしまいます。

合格率も非常に高く、学科試験の合格率は60パーセント前後となっています。高校生でも沢山受かっている人がいるので、受からない人は本当に全然勉強していないのでしょう。

学科試験に合格すると、1ヶ月半後くらいに実技試験があります。実技試験では、実際にVVFケーブルなどを切断・被覆剥ぎをして、課題のとおりに作品を作ります。

一見すると非常に大変なように見えて、素人に合格できるかな?と思うのですが、きちんと練習すればド素人でも十分に合格できます。

私もVVFケーブルに触ったこともないド素人でしたが、学科試験が終わってから対策をはじめても余裕で合格できました。何しろ候補問題13題が予め発表されていて、その中の一つが本番で出題されるので、予め十分に練習できるのです。

本当に非常に簡単です。ただし、重大なミスが一つでもあると即不合格になってしまう試験でもあるので、慎重になる必要があります。

実技試験の合格率は50パーセント前後のようです。しっかり練習しておけば問題なく合格できます。落ちた人は、碌に練習していなかったか、運悪く重大なミスをやらかしてしまった人でしょう。

必要な勉強時間

前述の通り、試験は学科と実技に分かれていて、学科に受かると実技試験が待っています。

勉強に必要な時間は、学科で2ヶ月間、実技で1ヶ月間程度見ておけば問題ないと思います。ユーキャンなど通信講座では8ヶ月位で合格を想定しているようですが、明らかにそんなにはかかりません。比較的簡単な資格試験といえます。

私の場合は、仕事をしながら学科で1ヶ月、実技で2週間位勉強しました。詳しく覚えていませんが、学科の総勉強時間で50時間から70時間位でしょうか。実技で40時間くらいかな。

学科はテキストを2周読んで、問題集を2周やって、最後に過去問を3年分解きました。これで50点満点中49点でした。1問は問題読み間違えによるケアレスミスなので、問題を全て完璧に理解できていたことになります。

正直やりすぎました。半分以下の勉強で十分合格できました。ややこしいのに5点の配点しかない理論分野を完全に捨てるなど、効率重視で取捨選択すれば1/4くらいの勉強時間でも合格できたかもしれません。

基本的に過去問から同じような問題が出題されるので、理論分野さえ捨てればテキスト読む必要すら無く、問題集や過去問を解きながら覚えていく勉強方法が一番良いかも。

さて一方の実技試験ですが、こちらは3回分の練習用に資材を購入し練習しました。実技試験は予め13種類の課題が発表されていて、本番ではこのうち1種類が出題されます。したがって13種類全部を十分に練習しておけば怖くありません。13種類×3回で39回の練習を行ったことになります。

正直こちらもやりすぎました。本番は40分の試験時間ですが、15分くらいで終わってしまいました。結果も余裕の合格で、こりゃ2回ずつの練習で十分だったなという感じです。

ということで私は100時間くらい勉強と練習に費やして、学科と実技を圧倒的余裕でクリアしましたが、正直半分の勉強時間で十分だったと思います。

1箇所でも致命的なミスをするとたちまち不合格になる実技はともかくとして、学科試験は6割程度得点できれば突破できるので、かなり容易な試験です。前述の通りややこしい理論分野を完全に捨てても全然余裕で合格できてしまうのです。
うーん、なんだかなあ・・・

取得にかかる費用

試験の受験費用自体は9600円で、インターネットからの申込みですと9300円になります。そこそこ良いお値段ですが、まあ資格試験ですからこんなものでしょう。実技試験の材料費も入っているわけですからね。

学科試験の方は、テキスト、問題集、過去問集などを購入すれば十分で、全部で5000円位でしょう。人によっては解説が詳しく載っている問題集だけで合格できるかも知れません。

問題は、この資格試験には実技があるということなのです。これが金がかかるんです。まず電気工事に必要な工具を揃える必要があります。

最低でも以上の工具が必要になります。ケーブルストリッパがP-958のような高機能品ではない場合は、電工ペンチも必要になります。

ネットでDK-18AZなど必要工具一式のセットも売っていますが、それでも10000円少々します。

工具だけではなく、さらに練習用の材料が必要になりますがこれまた高い!
2回分だと準備万端 (2回練習分) 平成30年度 技能試験練習用材料、3回分だと準備万端 (3回練習分) 平成30年度 技能試験練習用材料といった感じで結構また高いんだこれが。

ホームセンターでバラで買い揃えるという手もありますが、絶対におすすめしないです。私は節約しようとバラで揃えましたが、ホームセンターを3箇所巡ることになりました。VVFケーブルみたいなメジャーなケーブルはどこでも置いていますが、EM-EEFケーブルみたいなマイナーな資材はかなり大型のホームセンターに行かないと置いていないのです。買い集めるための時間とガソリン代を考えたらネットでセットを購入するほうがお得でした。しかもバラで買っても、セットの3/4くらいの値段になってしまいお得感もありませんでした。

教材、工具、材料を全てセットで購入すると、4万円くらいはかかってしまうのが現実です。受験料を合わせると5万円は見ておいたほうが良いでしょう。うーん、やはり取得には少々お金がかかる資格ですね。

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