構造用合板の種類と特徴!ベニヤやコンパネや無垢材との違い

DIYでセルフリフォームを実施しているとよく使うのが、構造用合板です。

ホームセンターなどでも買うことが出来る木材の板で、木造住宅のリフォーム作業などでも度々使用する機会があります。

いざ買おうと思っても、ホームセンターの木材コーナーには実に様々な木の板が並んでいて、どれを選択すればよいのか迷ってしまうこともあります。

そこで本日は、構造用合板を始めとする木の板の種類や特徴などについて、解説していきたいと思います。

よくコンパネを間違って床材などに使う人がいますが、実際は使用用途が異なるものなのです。

集成材と無垢材の違いと合板

合板とは、そもそもどのようなものなのでしょうか?

合板というのは集成材の板です。

木材には、大きく分けて無垢材と集成材という2つの種類があります。

無垢材というのは、木を切り倒して皮を剥いた丸太をそのままカットして作った板です。すなわち、非常に太い木を切らないと幅広の板は取れないことになります。

一般的な182ミリ×91ミリの構造用合板を無垢材で取ろうとすると、少なくても直径1メートルはある木を切り倒さなくてはいけないことになってしまいます。それでも数枚しか取れません。

これでは木材の需要を満たすことは出来ませんし、人工林の杉などでは到底不可能な太さです。それこそ屋久島の縄文杉でも切り倒さないと無理でしょう。

そこで出てくるのが集成材という木材の板です。イメージとしては、皮を剥いた丸太を大根の桂剥きのように薄く削り取って、薄い木材の板を作ります。

細い大根でも桂剥きにすれば、面積の広い板状になりますよね。これを丸太から削り出したのがベニヤ板です。

こうして作った薄い木材の板であるベニヤを、互い違いに何枚か重ねて接着剤で圧着します。桂剥きの要領で作った薄い木の板でも、縦横互い違いに何枚も重ねて間に接着剤をサンドして圧着すれば、厚みのある硬い木材の板になるのです。

この手法なら、どれだけ細い木でも、桂剥きの要領で削り出すため、横幅のある板を作ることができるのです。

また、桂剥きを想像すれば分かる通り、外周から削っていけば、中心の僅かな芯を残して、ほとんど無駄なく薄い木の板を作ることが出来ます。

そのため、丸太を余すこと無く使えて、非常に経済的なのです。端材を出すこと無く、余すこと無く使えて、なおかつ面積の広い板が取れるというメリットがあります。

当然のことながら効率の悪い無垢材のほうがお値段が高く、特に幅のある板については非常に高価になります。

構造用合板とは

構造用合板とは、その名の通り合板、つまりは集成材の板で、特に構造耐力上主要な部分に使われる合板のことを言います。

簡単に言えば、集成材の合板のなかでも硬く頑丈なものであるということです。

リフォームにおいては主に床材などに使われることが多いのです。フローリングを貼る前の捨て貼りにされたり、床板そのものにしてクッションフロアを貼ったりします。

壁などですと耐火性のある石膏ボードが使われる事が多いのですが、床材は構造用合板が多いのではないでしょうか。

規格やサイズについて(3×6や4×8とは)

構造用合板のサイズについてですが、ホームセンターなどでよく売っているサイズは、3×6(サブロク)と呼ばれる182ミリ×91ミリのサイズです。

この規格が一番良く使われるもので、もう少し大きな4×8の板もホームセンターには売っていますが、DIYで素人が使うには3×6の方が扱いやすいでしょう。

大きさとしてはだいたい畳一枚に近い大きさで、この大きさですと階段を通って2階に上げることも出来ることが多いでしょう。

また、後部座席が収納出来てフラットになるミニバンなどにも乗りますので、DIYerには扱いやすいサイズです。

コンパネも似たようなサイズに見えますが、実際はややサイズが異なります。後で解説しますが、コンパネは木造住宅の建築材として使うものではありません。

構造用合板の種類と特徴

構造用合板の種類には、付加価値などでいろいろな種類があったりしますが、性能上の大きな違いとしては2種類だけです。

すなわち針葉樹を材料としているのか、広葉樹を材料としているのかです。これによって強度や保ちが変わってくるのです。

ホームセンターを見ても、針葉樹構造用合板とラワン構造用合板の2種類が売られているお店が多いのではないでしょうか。

針葉樹

一番使われているのが針葉樹構造用合板で、ホームセンターの木材コーナーの一番目立つ場所に置かれているのが、3×6の針葉樹構造用合板ではないでしょうか。

その名の通り、杉や檜などの針葉樹の木を使って作られています。

針葉樹は成長が早いので人工林で製造されるものとして一般的です。

すなわち安価なのが最大の特徴で、3×6のサイズですと、9ミリ厚で1000円以下、12ミリ厚で1000円チョイくらいで売られています。

ラワン(広葉樹)

広葉樹の構造用合板は、一般的にホームセンターですとラワン構造用合板という名で売られていることが多いようです。

広葉樹は針葉樹と比べて時間を掛けて成長していくため、密度の詰まった固い木質になります。すなわち広葉樹の構造用合板は強度に優れたものになります。

しかし、良いことばかりではなく、お値段が高価なのです。針葉樹のものと比べて同サイズで2倍強位の値段がすることが一般的です。

リフォームで大量に使うことを考えると、2倍の値段差は非常に大きいものとなります。スペースに余裕があれば針葉樹の板を2枚重ねて貼ったほうが良いのではないかという気もしてきます。

私は、2階の畳部屋を洋室化リフォームする際などは、針葉樹のもので済ませてしまっています。もちろん厚みのあるものを使えたり、2枚重ねで貼ったり出来る場合ですが。

ただ、1階の床で、布基礎で防湿パネルもないような土剥き出しの床下ですと、広葉樹を使ったほうが良いかも知れません。

あるいは、スペースの関係で12ミリ厚1枚で床を構成しなければいけない場合などは、少しでも丈夫な広葉樹を使ったほうが良いと思います。

似たような建築材に注意しよう

構造用合板と似ている板状の建築材も、ホームセンターには色々と置かれています。

同じように木材コーナーに並べられているので、同じような大きさの同じような板に見えて、よく知らないとどれを買ってよいのか分からなくなってしまう恐れもあります。

正しく知って、使う箇所や工法に合った素材を使うようにしましょう。

コンパネ

構造用合板と似ていてよく混同されるものとして、コンパネがあります。

コンパネのほうがやや高いので、構造用合板の上位互換だと思って、床板などに使う人がいますが、コンパネの使用用途は本来は異なります。

コンパネとはすなわちコンクリートパネルのことで、コンクリを打つ際の型枠にするための木材の板なのです。

そのため片面がツルツルに仕上がっていて、固まった後のコンクリが剥離しやすいようになっています。

強度については、一見同じように見えますが、構造用合板には強度の規定があるのに対して、コンパネには定められた規格がありませんので、構造用合板のほうが安心です。

コンパネも同じような集成材ですので、強度が劣ることはないのかも知れませんが、わざわざコンパネを使うこともないでしょう。

塗装合板

これは片面に塗装が施された合板で、黄色い塗装が施されたものをよくホームセンターで見かけます。

これもコンクリート型枠などに使われることが多い板です。塗装面が非常にツルツルしていますからね。

塗装合板についても、わざわざ木造住宅の建築材として使うこともないでしょう。

ファルカタ合板

ファルカタ合板は、広葉樹はもちろん針葉樹の板よりも更に柔らかな合板になります。

柔らかで加工がしやすいのが特徴ですが、わざわざ木造住宅の構造材に使うことはないでしょう。

ランバーコア合板

ランバーコア合板は、コアとなる木片を固めた集成材で、両面を表板というベニヤで挟んだ合板です。

一般的な合板がベニヤを互い違いに何枚も重ねるのに対して、ランバーコアは芯材のコアが体積の多くを占め、表面をベニヤで挟んでキレイに仕上げたものです。

コアの部分は無垢とはいえ、小さな端材のブロックを集めた集成材ですので、無垢材の強度とは根本的に異なります。

ただ、中心部分もベニヤを接着剤で張り合わせている構造用合板に対して、ランバーコアは中心部が無垢の端材で出来ているため、反りにくく湿気にも強いはずです。

構造用合板は建築時には非常に強固でも、長い年月が経つと湿気などにやられて劣化して、ポロポロになってしまうことがあります。これが無垢材に対する弱点です。

ランバーコアの場合は中心部が無垢の端材ですので、年月が経って湿気にやられた時の劣化にはやや強いかも知れません。もちろん正真正銘の無垢の板には遠く及びませんが。

単純な強度でも構造用合板には及びませんので、床板などに使うことはあまりないでしょう。

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